学生生活の費用は
総額でどのくらいかかる?
大学に進学する場合、最も費用がかかるのが「入学金」と「授業料」です。国公立大学と私立大学、また文系と理系によってその金額は違ってきますが、それぞれの概算金額は以下の通りとなっています。
◇初年度にかかる費用の目安(出展:リクナビ進学)
国公立大学(1部標準額) | 私立大学(文系平均) | 私立大学(理系平均) | |
---|---|---|---|
入学金 | 282,000円 | 262,352円 | 275,924円 |
授業料 | 535,800円 | 722,069円 | 1,012,251円 |
施設設備費・他 | - | 162,112円 | 209,921円 |
初年度納入金計 | 817,800円 | 1,146,553円 | 1,498,096円 |
国公立のほうが私立より安いのは当然ですが、以前のような格差は無くなってきています。入学金だけを取って見れば、国公立のほうが高いという逆転現象が現れています。(2002年から逆転) これは、国公立大学の法人化による値上げと、少子化に伴う私立大学の据置きや値下げが原因となっています。
大学の費用の他には当然「生活費」がかかる訳ですが、これについても「居住地域」や「自宅通学と自宅外」とで違ってきます。
「全国大学生協連」の2016年度の調査では以下の通りとなっています。
◇1ヵ月の生活費の目安
自宅外 | |
---|---|
○全国平均 | 117,610円 |
自宅 | |
○全国平均 | 60,690円 |
やはり自宅外のほうが自宅通学より倍以上かかってきます。自宅を出て一人暮らしをする場合には、生活用品を揃える必要もあり、その費用も無視できません。
ただ全て新しいモノを購入する必要もなく、必要最低限のモノをリサイクルショップなどで手に入れることをお薦めします。極論すれば、大学生活の4年間だけ使えれば良いのですから。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、衣装ケース、台所用品、洗面具、等が最低限必要なモノですが、自宅に複数あるモノは極力使いましょう。
一つだけお金をかけるとしたら、今後の就職活動に必須となるパソコンとネットワーク環境です。携帯電話だけでは就職活動に支障をきたすので、現在の大学生活では必需品と言えるでしょう。