ストレス社会の現代
うつ病など心の病気も要注意!
2週間以上、気分が沈み込む場合はうつ病の疑いも
睡眠不足、度重なる出張、人間関係の悪化、ノルマなど、日頃の疲労やストレスの積み重ねで、心身に不調をきたす人が増えています。
通常、仕事でミスをおかしても、数日で「またがんばろう」という気になるものですが、いつまでも沈み込み、食欲がなくなる、会社に行きたくない、集中できないなどの状態が続く場合があります。内科で検診をうけても異常がなく、2週間以上、気分が沈み込むことが続くようであれば、うつ病の疑いがあります。
うつ病と一口に言っても、患者みんなが同じ症状であることはありません。人により症状はさまざま。無気力状態が続く人もいれば、家族、勤務先でもうつ病だと思われない人もいます。
周囲や本人が勝手に判断せず、精神科、心療内科、神経科など専門医にみてもらい、早期に対処することが大切。うつ病は、投薬と休養で克服できる病気です。
不安は身体にも悪影響を与えます
うつ病と密接な関係にあるのは、パニック障害、全般性不安障害などが含まれる、不安障害です。
不安を感じると、血圧が上がる、肩こり、頭痛、腹痛、食欲不振など、いろいろな症状が現れます。こうした身体的な不快はいっそう不安を増し、悪循環となります。これでは仕事どころではありません。
自分をコントロールして健康的な生活を
うつ病や不安障害は、だれもがなる可能性を秘めた病気。
ゆとりのある生活、優先順位をつけて大切なことから効率よく終わらせる、困ったことは上司や友人に気軽に相談するなど、自分をコントロールするすべを身につけるようにしたいものです。そして、つらいと感じたときには、早めに心療内科医に相談しましょう。
自立支援医療制度について
自立支援医療(精神通院医療)は、精神疾患(てんかんを含みます)で、通院による精神医療を続ける必要がある病状の方に、通院のための医療費の自己負担を軽減するものです。
申請は各市町村の担当窓口(市町村によって、担当する課の名称は異なりますが障害福祉課、保健福祉課が担当する場合が多いようです)で行う必要がありますので、詳しくは下記にて制度の内容を確認の上、直接、お問い合わせください。
自立支援医療(精神通院医療)について/厚生労働省(PDF)