注目の中堅・中小企業

  • 株式会社ワンダーテーブル
  • 代表者:代表取締役社長 林 祥隆
  • 設立:1946年7月30日
  • 資本金:80,000,000円
  • 本社所在地:〒162-0067 東京都新宿区富久町13-19
  • URL:http://www.wondertable.com/

ホスピタリティを重視したブランド戦略で
外食産業内に独自の地位を確立

同社のブランドとしては出店数が多い、しゃぶしゃぶ・すき焼きの『鍋ぞう』店内。

同社のブランドとしては出店数が多い、しゃぶしゃぶ・すき焼きの『鍋ぞう』店内。

『鍋ぞう』では20種類以上の野菜を揃えた野菜バーを設置、顧客のニーズに応えている。

『鍋ぞう』では20種類以上の野菜を揃えた野菜バーを設置、顧客のニーズに応えている。

スタッフは「優れた商品、サービスとホスピタリティでお客様を魅了し、必ずリピートしていただくこと」というビジョンを実践する。

スタッフは「優れた商品、サービスとホスピタリティでお客様を魅了し、必ずリピートしていただくこと」というビジョンを実践する。

「複数ブランド展開」で差別化を図る

外食産業では、同じ店名で、いつでも、どこでも同じ味やサービスを提供する手法のチェーン展開が主流というイメージを持っている人は多いかもしれない。そんな中、株式会社ワンダーテーブルは、複数のブランドを保有し、ニーズや立地条件などを考慮しながら、その場に最適なブランドを展開しているところに特長と強みがある。現在展開しているブランド数は約20、店舗数約60軒。年間売上高約100億円は、業界ランキングで200位くらいに当たるが、30億円前後の売上高を誇る企業が何百社とある外食産業の中においては、上位企業といえる。

同社が複数ブランド展開を行う理由は、グループ会社が保有する1つのビル内に、同時に様々な店舗を出店し集客効果を高める“ドミナント戦略”が実践できることと、たとえば牛肉など、扱う食材に何かしらの社会的アクシデントが発生したとき、ブランドが多いほどその食材を扱うところと扱わないところがあるだけに、受ける影響が分散され少なくなるという“リスクヘッジ”対策。

海外ブランド誘致で有数の実績

今後は、中堅・中小企業ならではの柔軟性と臨機応変さ、力強さを武器に、①ブランドの特色を活かし、ブランドありきで出店②立地条件のいい店舗を取得したら、場に合わせるスタイルでブランドを展開・開発していく③海外ブランドの積極的な誘致④海外進出の加速化の4つの戦略をベースに事業を展開していく同社。特に、海外ブランドの誘致に関しては、これまで、こちらから見当をつけた海外のレストランにアプローチをしていたが、今では逆に、日本での展開を希望する世界中のレストランのオーナーからオファーを受けるようになったほど、その実績が高く評価され支持を得ている。

求める人材像は“かしこい人”

同社が求める人材像は、“かしこい人”。とはいっても“賢い”人ではなく、「か」=感謝を忘れない。「し」=親切心を忘れない。「こ」=好奇心を忘れない。「い」=飲食が好きな人の頭文字をまとめた“かしこい人”。

そして、それぞれの人材の現場(店舗)での力を引き上げ、最大限の力が発揮できるように、各店舗の社員はもとより、アルバイトを含めた全員が経営に参加する“全員参加型経営”の組織作りを目指し人材育成に注力している。

ブランドを大切にしながらも、人をもっと大事だと捉え、「ホスピタリティビジネスを通じ、社会にプラスの価値を創造すること」というミッション、「優れた商品、サービスとホスピタリティでお客様を魅了し、必ずリピートしていただくこと」のビジョンの実現に向けまい進している。

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