「万が一の内定取り消し・自宅待機」対処法

内定取り消し

企業側のさまざまな理由で、内定をもらったのに取り消されるというケースも残念ながらあり得ます。今回のようなコロナウィルス蔓延による急な業績不振や他社との合併・吸収、2011年の東日本大震災のような突発的な天災によるケースなど、やむを得ない理由がほとんどですが、稀に悪質な取り消し通告や、皆さんのほうから内定辞退するように持ちかける場合もあります。
あまり想定はしたくないですが、万が一、内定取り消しに直面した場合の対応について紹介しておきます。

内定取り消しの対処法

内定を取り消された場合の精神的ショックは、言葉にできないほどだと思います。立ち直るまでには多少の時間を要するかも知れませんが、できる限り速やかに対処して、その後の就職活動にシフトできるようにしてください。
内定取り消しといっても、さまざまなケースがありますので、自分一人で悩まずに必ずキャリアセンターに報告して相談してください。
また、厚生労働省でも相談窓口を設けています。悪質な場合の法的な相談と、今後の就職支援の両面でのサポートを受けられます。

自宅待機、採用延期

採用延期とは、内定取り消しではないものの、本来の入社日を繰り下げ、自宅待機などを命じられるケースです。
自宅待機期間の労働契約の問題や、休業手当など法的な問題がからんできます。
弁護士などの専門家に相談するのも手ですが、内定取り消しの場合と同様に、まずはキャリアセンターに報告、相談してください。

内定取り消し後の就職活動

内定を取り消された後の就職活動については、その時期にもよりますが、まだ期間的に活動が可能であれば、気持ちを切り替えて再開しましょう。
就職活動の後半でも、中堅中小企業を中心に採用活動を行っている会社は多くあります。特に後半になると、学校のキャリアセンターへの求人が増える傾向にあるので、相談も兼ねて訪問してください。
取り消しの時期が卒業直前で、そのまま卒業してしまった場合でも、卒業後でも新卒扱いで採用してくれる企業も増えていますので、あきらめずに活動してください。その場合は、就職サイトは既にクローズされていますので、キャリアセンターや新卒ハローワークを活用することをおすすめします。

【Point】
●内定を取り消された場合は、すぐに学校のキャリアセンターに報告し相談する。
●各都道府県のハローワークに併設された新卒応援ハローワークでも相談が可能です

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